大きすぎる仕事を受けるリスク

税理士に登録するときに受けたアドバイスの一つに「大きすぎる依頼は受けるべきでない」というものがあります。

例えば、

  • 売上が数十億円といった大規模な会社
  • 組織再編が関係する事案
  • 未経験で知識がない業務

などです。

アドバイスの意味

大き過ぎる、あるいは、複雑すぎる案件を受けるべきでないというのは、適切なアドバイスだったと思います。

売上規模が大きくても、事業内容が単純であればそれほど問題が少ないかもしれません。
しかし、一般的に売上が大きいということは取引件数も多く、必然的にイレギュラーな内容も混ざってきます。
グループ通算制度の検討も必要になるかもしれません。

このような大規模会社を未経験で行うには、リスクが高過ぎます。
会社にも迷惑がかかり、お互いメリットはありません。

私の場合、お受けできない旨をお話し、ご希望があれば他の税理士事務所を紹介させていただきます。

もちろん小さな会社の税務が簡単とは限りません。
しかし、取引件数が少なければ、一つ一つの経理処理をじっくり考えることが可能です。

もっとも、開業したての税理士に大型案件が来るはずがありません。
しかし、「すべての依頼を受けるとは限らない」「受ける基準を作る」という点では重要だったと思います。

本日のまとめ

実際、大規模法人の複雑な案件と知りつつ法人顧問を受任し、お客さまにご迷惑をおかけした税理士事務所の話を聞いたことがあります。
人づてなので真偽のほどはわかりませんが、あり得ることです。

仮に顧問報酬が多額だったとしても、自分の力量に余る案件はお断りし、場合によっては他の税理士などにつなぐのがベストと思っています。