仕事上、電車で外出する機会が多くあります。
毎回電車の経路と金額を会計ソフトに入力するのは大変な手間です。
幸いなことにマネーフォワードでは、モバイルSuicaと連携し乗降記録と運賃を取り込んでくれます。
ただ、この連携ができるのは、モバイルSuicaのIDで連携している場合だけ。
現在のところ「JRE ID」との連携には対応していません。
そのためモバイルSuicaのIDで使用していたのですが、つい先日、うっかり「JRE ID」へ切り替えてしまいました。
いったんこの手続きをすると、モバイルSuicaのIDには戻れません。
つまりマネーフォワードとの連携ができなくなります。

「JRE ID」へ移行すると、当然のことながら連携エラーになります。

マネーフォワードとモバイルsuicaの連携
マネーフォワードの特徴は、各種外部データの取り込み機能が充実しているところにあります。
主要金融機関はもちろんのこと、クレジットカードの利用履歴、Amazonの購入履歴も自動で取り込んでもらえます。
これは、とっても楽。
ほぼ自動で仕訳が作成されてきます。
その中でも私の利用頻度が高いのは、モバイルSuicaの利用履歴。
このために、ICカードのSuicaからモバイルに変更しています。
ただこのところ、モバイルSuicaのアプリを立ち上げると、「JRE ID」への移行を促す画面が頻繁に出てくるようになりました。
そのため、うっかりJRE IDに切り換えてしまい、連携が使えなくなってしまいました。
解決への道
マネーフォワードとモバイルSuicaの連携ができなくなって残念ではありますが、日々の業務は行わなくてはなりません。
何とかして仕訳データを作成するしかありません。
ここはClaudeに助けてもらいます。
まず必要なのは、Suicaの利用履歴です。
こちらは、モバイルSuica会員メニューサイトで閲覧することが可能です。
ここでは、過去100件の履歴が確認できます。
csvなどに書き出すことはできませんが、pdfでの印字は可能です。
これを読み取って、マネーフォワードの仕訳形式に変換すれば、インポートが可能になります。
生成AI時代前であれば、私の場合、
- ディスプレイに表示されたデータをスクレイピングする
- pdfをOCRにかけて、テキスト化して加工
といった方法を考えましたが、現在ではClaude一択です。
最低でも月1回は行う作業なので、コードにしてしまいます。
Claudeでの使い方
まず、パソコンの中に、作業用のフォルダを用意して、次の3つを入れます。
- マネーフォワードへのインポートフォーマット
- マネーフォワードへの入力例サンプル
1.のpdfとは、先ほどの「モバイルSuica会員メニュー」からダウンロードしたpdfです。
2.のインポートフォーマットは、マネーフォワードの「仕訳帳」にあります。
pdfを読み取ったデータをマネーフォワードへ入力するには、インポート形式を合わせる必要があります。
サンプルフォーマットをダウンロードするとすでにいくつかの仕訳が入力済みですが、これらはすべて削除します。

3.の入力例サンプルとは、「読み取ったデータをこのような形で書いて」という指示書のようなものになります。
これまでに入力した実際の仕訳データをダウンロードし、サンプルを提示します。
摘要欄の書き方について指示を与えないと、Claudeも書き方がわかりません。
電車の場合には、「入 〇〇 出 ××」ですし、バスの場合には「バス等 △△」になります。

ここまでできれば、あとはClaudeと対話するだけです。
Claudeとの対話
今回の会話は、このようなところからスタートしています。

私の場合、基本的に業務で使用するものをSuicaでは購入していないので「物販」は対象外としています。
また、利用時に経費としているため、チャージについても仕訳をする必要はありません。
Claude Codeに限らず、新たなタスクについては最後に「ここまでで質問ある?」を入れています。
生成AIが勝手にどんどん業務を始めないためです。
しばらくすると返答があります。
まるで、部下職員のようです。

以後何度かのやりとりで、pythonでのプログラムを書いてくれました。
定期的に行う作業なので、新たにpdfを読み込んだ場合には、差分だけインポートデータを作成するようにしてもらっています。

本日のまとめ
モバイルSuicaのIDをJRE IDに変更してしまい、マネーフォワードとの連携ができなくなると心配しましたが、Claudeに書いてもらったpythonで対応できそうです。
マネーフォワードとモバイルSuicaの利用履歴の連携では、日中の混雑時にはなかなか取り込みができないこともありました。
また、先日は、マネーフォワードの銀行連携がシステムの不具合により数日間利用できない事態も生じています。
うっかりID変更をしてしまいましたが、意外と手動連携のメリットもあるかもしれません。

