草加市の税理士、行政書士の横山です。
先日、何気なく草加市の路線価図を見ていたところ、川口市との境で路線価に微妙な差があることに気付きました。
東武スカイツリーラインを背に、一本の道路を東から西へ向かうと川口市に入った地点で少しだけ路線価が上昇しています。
通常、駅から離れると土地の評価額は下がるはずです。
これは、利便性というよりも、「市」の違いのようです。
気になって、草加市を中心とした東西南北で路線価の違いを見てみました。
西側 ~ 草加市と川口市
まずは、私が気になった路線価図です。
大雑把に市境に線を引いてみました。
左側が川口市、右側が草加市です。

地図の右から左へ向かい、草加市から川口市に入ると路線価が若干高くなっているのがわかります。
例えば、中央を左右に走る「寿橋通り」では、草加市側は100,000円ですが川口市に入った時点で115,000円と15%上がっています。
平坦地で、道路を走っているだけでは、市が変わったと気付きません。
この地域の最寄り駅は、東武スカイツリーラインで、駅からは遠くなる方向です。
僅かの距離が違うだけで、草加市よりも川口市の路線価が高いようです。
ほぼ南北の道路でも、草加市側と川口市側で路線価が分かれている箇所も見られます。
北側 ~ 草加市と越谷市
草加市の北側は越谷市です。
市の境は綾瀬川です。
税務署の管轄が違うため、地図を組み合わせてみます。

これを見る範囲では、路線価には大きな違いが見られません。
地図の右側に県道が南北に通っていますが、橋の北側(越谷市)と南側(草加市)で路線価は、140,000円と同額です。
東武スカイツリーラインを挟んだ川の両側でも、大きな差異は見られません。
草加市と越谷市では、同一エリアで差はないようです。
東側 ~ 草加市と八潮市
草加市の東側は八潮市と接しています。
図の左側が草加市、右と下側は八潮市になります。

左端に見える南北に走る県道越谷八潮線(産業道路)、東西に走る草加八潮三郷線とも市境に関係なく路線価は同じです。
草加と八潮の境にも差はないようです。
南側 ~ 草加市と足立区
草加市の南側は足立区に面しています。
こちらの路線価は、都県境で大きく変わっているのがわかります。
図の上が草加市、下が足立区です。

基本的に都県は地図の左右を流れる毛長川で分かれていますが、一部、草加バイパスの部分は草加市が足立区寄りに入り込んでいます。
現地でこの道路を通っただけでは都県境とはわかりません。
それでもバイパス側道北側の路線価は、草加市側130,000円に対し、足立区側は210,000円と大きな乖離が見られます。
同じ道路の僅かな距離でも、東京と埼玉では路線価がまったく違うことがわかります。
全体で見ても、草加市と足立区では路線価の差は明瞭です。
本日のまとめ
何気なく路線価図をみて、同じ道路が草加市から川口市に入った地点で若干路線価が上がっていることに気付いて調べた内容をまとめてみました。
今回確認した範囲では、
- 草加市と越谷市、八潮市には大きな差は見られない
- 川口市との境では川口市側が15%程度高く、足立区との境では東京都側との差が非常に大きい。
という結果です。
すべての地点について正確に調べたわけではありませんので、必ず当てはまるとは限りません。
路線価が決まる要素はさまざまだとも聞いています。
最初に感じた川口市については、都内への通勤利便性や人口動向などが影響しているのかもしれません。
足立区については、都県の違いによる自治体のサービス内容などが路線価に影響しているように思います。
単なる「駅からの距離」だけでなく、周辺環境や都市計画など、さまざまな要素が複雑に絡み合って決まるのが路線価です。
相続税の試算や土地の評価を行う際も、こうした「境界付近の特性」に注意しながら見ていくと、新しい発見があるかもしれません。

