小学校で租税教室の講師を担当しました

先日、地元小学校で6年生を対象とした租税教室の講師を担当してきました。
税金の仕組み、税金の使われ方、税金は誰が決めているのかなどが話の中心です。

税金は、つまるところ、国民が自分で決めていることも大切なポイントです。

「租税教室」とは

現在、小学校から大学までの各段階で「租税教室」の授業が設けられているようです。
税務当局、税理士などが各学校に出向いて行う出前授業です。

すべての学校で導入されているわけではないようですが、小学校での実施率は高いと聞いています。

租税教室があることは、税理士になってはじめて知りました。

私が小学生だったころには、租税教室の授業を受けた記憶がありません。
国税庁の資料によると、平成23年度税制改正大綱において、「租税教育の充実」について初めて閣議決定されたとあるので、この頃から本格的に始まったのかもしれません。

小学生の税に対する関心は高い

租税教室の進め方としては、

  • アニメや資料を利用した説明型授業
  • グループワークを取り入れた体験型授業

などがあるようですが、小学生の授業時間は1コマ45分。

今回は学年全体が集まっての授業ですし、税について習ったばかりとも聞いています。
体験型よりも、まずは、税に関する説明型授業としました。

税についての概要を話し、税についてのアニメを視聴し、その後さらに税についての説明を少し詳しく話す構成です。

ただ、一方的に話すのでは単なる説明になってしまいます。
最後に税に対する質問を受けることにしました。

最初の「税理士」って知ってる? の質問には三分の一程度の挙手があり、さらに質問では、消費税、所得税、自動車税、タバコ税などの名前があがるなど、税金について関心の高さを感じました。

一番の基本

租税教室では、税金について説明をし理解を深めてもらうのが目的だと思います。
ただ、それだけでは単に税金の知識で終わってしまいます。

税金で一番大切だと思うのは、

  • 税金は、法律で決まっている。
  • 法律をつくる国会議員を選んでいるのは国民(有権者)であり、そうした意味では、国民が自分で税法をつくっていることになる。

ということだろうと思います。
民主主義の基本です。

もちろん、学校の授業でも説明がされる内容ですが、強調して悪いことはありません。

先日読んだ木山泰嗣氏の「税制改正なんて、勉強する意味ありますか?」のまえがきでも言及されていました。

本日のまとめ

今年初めて行った租税教室の講師でしたが、何とか無事に終えることができました。
税理士会を中心として、各方面から資料提供やアドバイスをいただいたおかげです。

少しでも税について考えるきっかけになったのならば、嬉しいです。