昨年(2024年)11月に入会した「コスモス成年サポートセンター」(コスモス)を本日付けて退会しました。
これまで、コスモスの活動に微力ながら従事してきましたが、一方でこの4月から税理士会支部の「公益活動対策部」にも所属することになりました。
税理士会でも、成年後見制度に対して積極的な取り組みを行っています。
活動が重複し、1つに絞らざるを得ない状況となったためです。
コスモスの活動
コスモスは、行政書士を母体とした成年後見支援を中心に活動する全国規模の団体です。
HPによると、全国に42の支部があり、会員数は2,224名。
受任件数も5,108件となっています(令和5年7月現在)。
この数字からも、確かな実績と信頼を築いてきたことがわかります。
入会にあたっては研修の受講と筆記試験の合格が求められ、入会後にも継続研修が義務付けられるなど、会員の資質向上と専門性が確保されています。
研修、運営管理も整っており、成年後見等の利用者にとって信頼できる団体の一つと思っています。
税理士会の公益活動対策
税理士会でも公益活動として、成年後見制度に関する取り組みが行われています。
具体的には、税理士を対象とした成年後見人等養成研修が実施されており、レポート提出等を経て、履修者名簿に登録されるという制度的な仕組みが整っています。
私自身、昨年この研修を受講していますが、コスモス同等の内容であり成年後見に対する理解を深めることができました。
そして、この4月に支部の「公益活動対策部」にも所属。
今後は税理士として、成年後見をはじめとする公益的な活動に積極的に取り組んでまいります。
一本化へ
行政書士の行う「コスモス」と税理士会の「公益活動」。
いずれも成年後見制度の普及・支援に取り組んでおり、それぞれの立場から意義ある活動が展開されています。
しかしながら、活動領域や目指す方向性に多くの重複があることは否めず、両立させることは時間的・実務的に困難であると感じておりました。
こうした状況を踏まえ、今後は税理士としての立場から注力することが最も実効性が高いと考え、熟慮の末、コスモスを退会することといたしました。
本日のまとめ
コスモスの活動にまったく不満はありません。
むしろ、成年後見制度に対して熱心に取り組む行政書士の方々と出会い、実務的な学びと多くの刺激をいただいたところです。
在籍期間は短いものでしたが、とても感謝しています。
これまでお世話になった皆さまに心より御礼申し上げます。
今後は、税理士としての立場から、成年後見を含む公益活動に取り組んでまいります。