2025年7月某日。
JR東日本の「どこかにビューーン!」を利用して新潟に行ってきました。
およそ20年ぶりのことです。
どこかにビューーン!
今回の新潟行きは、予定していたものではありません。
JR東日本の「どこかにビューーン!」の行先として決まったものです。
「どこかにビューーン!」とは、JR東日本のポイントで往復新幹線が無料となるサービスです。
かなりお得な内容ですが、行先の指定はできません。
申込時に示される候補地4か所のうち、どこか1か所が行先として決まる仕組みです。
今回は、「新潟」となりました。
「どこかにビューーン!」では、往復の時間帯は指定できても、列車までは選ぶことができません。
指定された列車では新潟の滞在時間はわずか5時間。
しかも当日は小雨とあって、自転車の利用もできません。
新潟駅を中心に徒歩圏内を散策しました。
20年ぶりの新潟
新潟へは過去何度か行ったことがあります。
新潟港から小樽まで船で行ったこともあれば、ハバロフスクへの旅行で新潟空港を利用したこともあります。
「ムーンライト越後」で出かけたこともありました。
そして今から20年前は、新潟県警へ約4か月の派遣。
滞在期間もそれなりに長く、また、県警の方々にも大変お世話になりました。
とても印象に残っています。
それ以来の新潟です。
変わった新潟
新潟駅
まず、新潟駅が大きく変わっていました。
かつては在来線が中心で、駅を貫く跨線橋があったはずです。
どことなく昭和の感じを残した駅でした。
今では改札を出るとスターバックス。
駅ビルとなっているようです。
20年前は駅前ロータリーに車が止められたと思いますが、現在は大規模工事中。
この工事が完成すると、さらに変貌を遂げるものと思います。

会津八一記念館
新潟駅を降りて、地図を見ていると会津八一記念館が目に留まりました。
ここは20年前にも訪問しています。
あれから時代も変わり、展示物にも変化があるはずです。
新潟駅をまっすぐ歩いていくと、会津八一記念館は「新潟日報メディアシップ」の5階となっています。
昔訪問した場所とは全然違います。
こんなに駅に近くありませんでしたし、ビルに入ってもいませんでした。
別館かと思いましたが、どうやら場所が移転したようです。
もちろん、八一の自然でおおらかな筆遣い、余白を生かした美しさに変わりはありません。
入館券に「学規」が使われているのも当時のままです。
一、ふかくこの生を愛すべし
一、かへりみて己を知るべし
一、學藝を以て性を養ふべし
一、日々新面目あるべし
現在の校則とは違った「学規」に人間性を感じます。
上所駅
新潟県警派遣中は「新潟東警察署」で勤務していました。
古町から白山神社を経由して行ってみると、建物は当時のままですが看板が「新潟警察署」となっています。
どうやら警察署の新設・統合などがあったようです。これは軽いサプライズ。
官舎から警察署までは徒歩で通勤していました。
跨線橋を渡って通っていたのを思い出します。
ふと、線路を見ると駅があります。
この記憶がまったくありません。
毎日この道路を通っていたのに、すっかり忘れていたようです。

帰宅後調べてみると、この上所駅は2025年3月にできたばかりとのこと。
記憶にないのも当然です。
ここから新潟駅まで歩けない距離ではありません。
また、バス路線もあります。
それでも鉄道駅ができたのは便利です。
私もこの駅から新潟駅へと戻りました。
変わらない新潟
もちろん変わったところばかりではありません。
- へぎそば
- 万代橋
- 伊勢丹
- 古町界隈
- 展望台から見る佐渡
- 自炊の食材を買っていたスーパー(イオン系列になっていました)
などは、大きくは当時と変わっていません。
お米やお酒がおいしいのも、同じはずです。
本日のまとめ
今回、新潟滞在時間が少なく、また、小雨で自転車も使えなかったため回れたのはホンの一部です。
短い時間でしたが、20年前の記憶は蘇ってきました。
昔の場所を再訪する旅行も良いかもしれません。
当時と比べ街が変わったこと、また、自分も変わったことに気づくことができたと感じます。