ようやく気候も秋めいてきました。
久しぶりにサイクリングに出かけたい気分です。
自転車で見知らぬ土地に行く場合には、ルート作成にカシミールという地図ソフトを使っています。
ここで作成したルートをガーミンのGPSに落とし込んでいます。
カシミール3D HP https://www.kashmir3d.com
サイクリングに欠かせないカシミールですが、しばらく前にパソコンを買い替え再インストールしたので、改めて設定が必要となりました。
ところで、カシミールの無料版には標高データが入っていません。
別途国土地理院のサイトから、標高データをダウンロードする必要があります。
ただ、このダウンロードした標高データフォルダには多数のzipファイルが入っており、これを1つずつ解凍して展開するしなければなりません。
とても手作業ではできないので、Power Automate Desktop(PAD)で簡単に自動化しました。
標高データをダウンロード
国土地理院では日本全国の地図と合わせ、標高データを提供しています。
この2つを組み合わせると、パソコン上で標高付きの地図を使うことができます。
地理院地図単体では標高データがありません。
右側のウィンドウには緯度、経度が示されていますが、赤枠に入るべき「標高」は空欄となっています。
この地図に標高を示すには、国土地理院のサイトから標高データを取得する必要があります。
それほど精密な標高は必要ないので、10mメッシュを選びます。
この後の指示に従ってデータをダウンロードするとzipファイルが作られます。
今回ダウンロードしたのは埼玉県だけですが、それでも3つのzipファイルに分かれるほど分量があります。
早速その1つを展開してみたところ、その中にさらに50のzipファイルが入っています。
マトリョーシカ状態です。
これを1つずつ手作業で展開するのはとても無理です。
自動化して展開
フォルダに多数入っているファイルを1つずつ展開するという作業は、パソコンが得意とする分野です。
とても人間がやる作業ではありません。
この作業を行うには、私のパソコンスキルからして
- VBA
- Python
- RPA
の3種類が使えそうです。
この中では、RPAが文字数少な目で簡単にできそうです。
私はどのプログラムも体系立てて勉強しておらず、常に実務に迫られての作業です。
そのため、冗長な構文となってスマートではありません。
今回はRPAを組むために、生成AIで聞いてみることにしました。
RPAにはPower Automate Desktopを使うので、同じマイクロソフトのCopilotに質問です。
どのアクションを使い、フィルターには何を使うかなど分かりやすく説明してくれています。
Copilotのアドバイスに従い作成したフローがこちら。
Endも含めて4行で終わりです。
本日のまとめ
標高データを地図ソフトで示したのが、こちら。
地図に標高差の凹凸と右のウィンドウに標高データが表示されています。
標高に地図を重ねると標高付き地図をパソコンで表示させることができます。
ちなみに、サイクリング計画に標高が必要なのは坂道を知るためです。
あまりにきついと登り切れませんので。