令和4年行政書士試験 記述の点数

先日電車の中で、懸命に行政書士試験の勉強をされている方を見かけました。
そういえば、2年前は私も受験生でした。

試験後の自己採点では択一が178点。
記述式で2点取れれば合格とはわかりつつも、どのくらいの点数になるか最後まで心配でした。

古い資料を引っ張り出し、私が書いた答案と採点結果をお伝えします。
見返すとお粗末な解答でオープンにするにはためらいますが、何かの参考になればと思います。

令和4年試験

令和4年試験から早くも1年半。
月日が経つのは早いものです。

私が受けた感覚だと難しい試験でしたが、専門学校の講評をみると「標準」とのこと。

試験後の合否通知には、択一178点、記述が22点とありました。
択一はまあまあとして、記述の得点が少なかったことになります。

こんなふうに書くと22点だということで、恥ずかしながら私の答案を紹介します。

令和4年の試験問題です。
正答はこちらです。

問題44

私の答案
B市を被告とし、重大な損害を避けるため緊急の必要があるとして不作為の確認及び義務付訴訟。

問題文は長いのですが、問われているポイントは、3点。
つまり

  1. 誰を被告として
  2. どのような主張をし
  3. どのような訴訟を起こすか

ということ。

私の答案は、全体的にふわっとした感じです。
非申請型の義務付け訴訟要件が理解できていません。
緊急の必要については、執行停止の要件なのでここは不要。
また、不作為の確認も不要でした。

採点が加点方式だとすると、ポイントの1で加点、ポイントの3は部分点を得られたかと思います。

問題45

私の答案
無権代理人を単独相続しても本人の資格において履行を拒絶することができる。

これは、問題をよく読んでいなかったことがわかります。

「その許否につき理由を付して」とあるのに、理由が書いてありません。
また、問題文は「認められるか」とあるのに、結論を書いていないところは致命的。

減点または加点されなかったと思います。

問題46

私の答案
(Aは、Cに対し、)賃借権に基づき、Bの所有権につき債権者代位権を行使して妨害排除請求をすることができる。

まずまずの出来かと思いましたが、記述の合計点数が22点ということは、それほど点数が来なかったようです。

正答とくらべ「塀の撤去」が書かれていないところが点数が低い原因かもしれません。

本日のまとめ

全体でみるとおそらく採点は、

問44 4点
問45 8点
問46 10点

だったと予想します。

試験後にこの内容で答案採点を専門学校2校に提出したところ、1つの専門学校は28点、別の専門学校は16点で返ってきました。

試験勉強の参考にしていただければと思います。