税理士を開業して、間もなく約2年となります。
開業前初わからなかったことの一つに、ランニングコストがあります。
税理士会費、ソフト代など想定はしていましたが今一つよくわからなかったのが実情です。
1年目は初期費用などイレギュラーな支出もありましたが、2年目になって少し落ち着いた気もします。
これから税理士業務を始める方の参考になればと思います。
税理士会費
ランニングコストとしてまず挙がるのは税理士会費です。
税理士会には必ず加入することとなっていますので、不可避の経費になります。
税理士会費は、「本会」と「県連・支部」の会費にわかれています。
所属する税理士会により金額に幅があります。
本会会費は、日本税理士会連合会の「税理士登録の手引」に一覧の記載があります。
令和7年6月版で確認すると、私が所属する関東信越税理士会の年会費は75,600円となっています。
次に、県連・支部会費については、関東信越税理士会の「入会手続きのご案内」に、48,000~120,000円とあります。
所属する県連・支部により倍近い差があるようです。
私の所属している支部の場合、ちょうど中間程度の会費のようです。
税理士会費は、おおよそ年間17万円となります。
会計ソフト
税理士会費以外は、自分の選択です。
どの程度費用をかけるかは、それぞれの判断となります。
税理士業務に欠かせない会計ソフトは、低額から高額までさまざまです。
パソコンに市販ソフトをインストールすることもできますし、専用機を導入することも可能です。
私が利用している会計ソフトは、「弥生会計26スタンダード版」。
ひとりで税理士をしている分には、十分だと感じています。
最近ではこれにAIを組み合わせているので、業務効率も上がってきています。
購入時の販売価格は55,000円。
その後は「あんしん保守サポート」として年間約40,000円が必要となります。
税務ソフト
税務ソフトは、主に「達人」を利用しています。
会計専用機ほどのシームレスさはないにしても、「弥生」から「達人」へのデータ連携は簡単に行えます。
「達人」は、税目ごとにソフトを購入するシステムとなっています。
現在、
- 基本税目の「法人税」、「所得税」、「消費税」
- 基本税目に連動する「減価償却」、「内訳概況書」、「年調・法定調書」、「申請・届出書」
- データを管理し申告をするための、「データ管理」、「電子申告」
を使用しているので、年間利用料は約30万円です。
開業初年度は所得税について無料で使える国税庁の「確定申告書作成コーナー」を利用していましたが、やはり、専用ソフトは使い易く感じます。
もう元には戻れそうもありません。
相続税だけは別に、BBCの「相続管理システム」を利用しています。
こちらは、購入後の年間保守料が44,000円となっています。
その他
以上で実質最低限の税理士業務は可能ですが、これ以外にも経費は必要です。
税理士職業賠償責任保険(22,300円~)は、必須だと思っています。
また、業務をするうえで、
- マイクロソフト365(21,300円)
- Googleドライブ(容量2TB)(14,500円)
- Cluade pro($200=32,000円)
といったサブスクリプションをしています。
業務を進める上での調べ物も欠かせません。
税制改正もありますし。
昨年は書籍代に計40万円程度使っています。
もちろん、小説など業務と関係ない書籍は経費としていません。
「その他」を合計すると50万円近くになる感じです。
本日のまとめ
以上を合計すると年間ランニングコストは、私の場合
- 税理士会費 17万円
- 会計ソフト 4万円
- 税務ソフト 34万円
- その他(サブスク、書籍等) 50万円
計約100万円といった感じです。
「仕入れがないので経費がかからない」と言われる士業ですが、そこまで低くはない気がします。

