昨日「税務支援」の話を書いたところです。
私が一般納税者の方からご質問を受けるときに、参照しているのが3冊の無料本です。
もちろん複雑な案件については、専門書を参照しています。
ただ、多くの方に関係する一般的な内容であれば、この3冊が分かりやすいと思っています。
確定申告の市販本
個人の方が、
- 事業所得
- 不動産所得
- 譲渡所得(土地・建物)
の申告をする場合、市販の本を購入することが多いかと思います。
書店にはたくさんの確定申告関係の書籍が積まれています。
カラーで事例別に詳しく説明があり、とても分かりやすく感じます。
実際私も市販本を購入し、概要をつかむようにしています。
税務署で配布しているパンフレット
税金に関する説明書は、国税庁でも作成しています。
役所が作成する冊子は白黒印刷で文字が多いものが多い中、税金関係の資料は多色刷りで読みやすくなっています。
その中でも分かりやすいと思うのは、
- 「所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」(確定申告の手引き)
- 「譲渡所得の申告のしかた(土地や建物をお売りになった場合)」
- 「株式等の譲渡所得等の申告のしかた」
の3冊です。
いずれも30~40ページほどの分量があり、内容的にも充実しています。
確定申告の手引きは、「概要」からはじまり、「手順1」~「手順6」までのステップ方式になっていて、この順番に作成すれば申告書を完成させることができます。
また申告書と合わせて提出する「添付書類」の一覧もあり、なかなか親切です。
市販本も分かりやすく書かれていますが、税務署で配布している資料でも対応できる方は多いのではないかと思います。
国税庁HPからもダウンロード可能
「冊子をもらいに税務署まで行くのは大変」という方は、国税庁のホームページで確認することも可能です。
ただ、パンフレットは分かりやすいのに、この紹介ページは文字ばかり。
しかも字が小さく読む気が今一つ起きません。
もう少し分かりやすいといいかなと感じています。
本日のまとめ
年に一度の確定申告は、手順に戸惑う方も多いと思います。
まして、不動産や株の売却などイレギュラーなケースがあればなおさらです。
最近は国税庁のパンフレットもかなり読みやすくなっていると感じます。
資料を読んでわからないところは、国税庁のHPを確認したり、税務署へ問い合わせるというのが一番効率的と感じます。