キャッシュレス決済をてがけるスクエアを通じて売上を計上した場合、後日、指定した預金口座に入金がされます。
その際には、所定の手数料が差し引かれてきます。
そのときの会計処理です。
Square(スクエア)からの入金
スクエアを利用して売上が立った場合、最短翌日、遅くとも1週間程度で指定した口座に入金がされてきます。
売上を計上したときの仕訳は、次のようになります。
今回は、消費税込みで11,000円の売上があったとします。
そして入金時には、所定の手数料が引かれて入金されてきます。
今回は、オンライン決済手数料3.6%が適用され396円が差引かれて入金されるケースです。
手数料の勘定科目は「支払手数料」とします。
マネーフォワードの場合
マネーフォワードでも同様の経理処理をすることになります。
連携サービスから預金取引を取り込むと、入金金額に基づいて仕訳がされるため売掛金の金額は11,000円にはなりません。
この仕訳を修正するために、右側の「編集」をクリックします。
下に1行増やすために「+」ボタンを押します。
売掛金の金額を「11,000」に修正します。
下部には、貸借差額として「396円」が表示されます。
2行目に「396」と入力すればいいのですが、数字はなるべく入力しないように、ショートカットキーを使います。
金額欄をクリックして「Ctrl」を押しながら「/」キーを押します。
これで396円が自動入力されます。
勘定科目を「支払手数料」にすれば完成です。
消費税処理は?
ところで、支払手数料に対する消費税の扱いが気になります。
スクエアのHPには、次のように書いてあります。
一般的に、加盟店が決済業者に金銭債権を譲渡している場合には「非課税」、そうでなければ役務の提供として「課税」になることが基本です。
スクエアの場合には、「不課税」と書かれていますが、非課税でも不課税でも仕入税額控除の対象にはならないという点では同じです。
本日のまとめ
カード決済代金が入金されたときの会計処理について説明しました。
なお、消費税の扱いについては決済業者ごとの契約内容によって異なりますので、個々の確認が必要となります。