昨日、ブログには「お知らせ」として、毎日新聞埼玉版に掲載された私のインタビュー記事を紹介しました。
新聞記者から取材を受けたのは、これで3回目。
組織を離れ、今回は、少し自由に話ができました。
最初の取材
埼玉県警の財務捜査官となってから、はじめて取材を受けたのはかなり前のことになります。
手元にあるスクラップには掲載日が入っていないのではっきりとした日付はわかりません。
ただ、記事を見ると「44歳」となっているので、今から17年前になります。
朝日新聞の埼玉版に「財務捜査官」として紹介されました。
取材を受けたのは、県警庁舎内。
新聞記者の方が来て、30分程度お話。
最後に写真を撮って終了という感じでした。
そのときは、組織に属していたので、やや型にはまった受け答えになっています。
警察の業務紹介に近い内容となるので、フリートークというわけにはいきません。
2回目の取材
2回目の取材は、今から数年前のことになります。
上司から、「新聞社が財務捜査官の仕事について話を聞きたいらしい」と連絡を受けてのことです。
そのときは、県警近くの新聞社を訪問しています。
ただ、その際に念を押されたのは、「事件のことは話をしないように」ということ。
上層部にマスコミ対応に神経質な方がいるようです。
新聞社としては、財務捜査を通じた事件について聞きたい。
おそらく読者の方も、具体的な事例でなくても、そのような内容を望んでいるはずです。
ただ、事件のことは話をするなと念を押されてしまっては、話をするのも難しい状態です。
財務捜査官から事件の話をとってしまったら、何も残りません。
事件の話に触れることのない財務捜査官の話。
記者の方は、一生懸命にメモを書いていましたが、話が抽象的過ぎるのか、あるいは、何らかの事情があったのかわかりませんが、掲載はされませんでした。
理由は聞いていません。
今回の取材
今回は、警察も退職しているので、警察を代表するわけでもなく、自由に話をすることができました。
もちろん、守秘義務に反することは触れられませんが、それは新聞記者の方も十分承知されています。
取材を受けたのが2024年12月下旬。
1時間ほど、問われるままにとりとめのない話をさせていただきました。
記者の方も事前に本を読んでおり、かなり、勉強熱心です。
掲載された記事を見て感じたのは、
- 1時間かけて聞いた話を、読んだら数分程度の内容に要約
- 読者の目を引く、見出しのつけ方
といった、簡潔力、要約力、見せる力です。
私がインタビュー記事を書いたら、おそらく冗長になるでしょうし、縦見出し・横見出しを使うこともない平板な内容になったはずです。
取材を受け、改めて、記者の仕事を感じることができました。
本日のまとめ
写真撮影も記者の方が行ってくれましたが、
- 本の表面が光らないように
- 手で題名が隠れないように
- 立ったところ、座ったところの2場面を撮影
となかなか細かい気遣いでした。
取材を受けるという体験を通じ、記者の仕事を学ぶこともできました。