最近加入した保険のかずかず

士業は個人事業主として、さまざまなリスクの可能性があります。
ときには、過失により損害を与えることも考えられます。

最近保険の申し込みをいくつか行ったところです。

自動車保険の使用目的変更

税理士業務を始めて約1年が経過した時点で、月の半分程度は車を使うようになりました。
これを機に、保険の種類を「主に業務用」に切り換えました。
私が加入している保険会社の場合、週5日以上もしくは月15日以上業務に使用している場合、「主に業務用」となります。

通常、家庭用から業務用に変更した場合、リスクが高くなり保険料の負担も増えるようです。
実際、私の保険料も上がっています。

25年以上無事故無違反で過ごしてはいますが、運転する以上事故の可能性はあります。
保険加入は必須です。

ただ、一時は毎日のように自動車を使っていたのですが、最近は業務の平準化もあって外出の機会も減りました。
今後、自動車の利用頻度が下がったら「主に家庭用」に戻すかもしれません。

税理士賠償責任保険

いわゆる税賠保険です。
税理士が税理士業務をするうえで、顧客に損害を与えた場合の保険となります。

税理士業務については万全を期しているつもりですが、判断ミス、事務ミスが起こらないとも限りません。
私のお客さまの状況などをみて、保険タイプを選択しています。

自動車の任意保険同様に、ほとんどの税理士が加入しているものと思っていましたが、そうでもないようです。

引用:日税連保険サービスwebサイト

個人用保険の加入割合は、半分強にとどまっています。
全体の加入率はともかく、私は税理士2年目から加入しています。

成年後見賠償責任保険

この4月に税理士会の所定の研修を受け、成年後見等研修履修者名簿に登載されました。
登載有効期間は2年間で、この間に研修を受けることで更新を行うことができるようになります。

さらに家庭裁判所への「成年後見人等推薦者名簿」へ登載を希望する場合には、成年後見賠償責任保険への加入が推奨されています。
こちらにも加入しています。

以前加入していた行政書士会のコスモス成年後見サポートセンターでは、保険加入が入会の条件となっていました。

確かに、成年後見などには責任を伴うため保険に加入するべきと思います。
私もその意味で申し込みをしています。

ただ、団体に加入する時点や、受任がない状態で保険に入るのは、早すぎる気もします。
保険の申し込みから加入までそれほど日数を要するものではありません。
受任ができてからでも十分間に合いそうなものです。

ちょっとここは見直してほしいところです。

本日のまとめ

車の運転や業務を行ううえで、過失により損害を与える可能性は常にあります。
これはいくら気を付けていても、避けようがありません。

保険の加入数が増えるのは本意ではありませんが、こればかりは仕方ないと思っています。