テレビドラマ監修を行いました

現在、フジテレビ系月曜夜9時から放送している「絶対零度 ~情報犯罪緊急捜査~」。
第3話「カリスマ悪徳教祖が仕掛ける罠」で「税理士監修」を行いました。

絶対零度

「絶対零度」は2011年にスタートした人気ドラマシリーズで、これまでにさまざまな形で社会の闇や事件の真相に迫ってきました。
現在はその最新作、第5弾となります。

今回の舞台は内閣官房・総理直轄の捜査チーム 情報犯罪特命対策室(DICT)。
顔が見えず手口が巧妙化する「情報犯罪」を主演の沢口靖子 が所轄出身の刑事・二宮奈美として活躍しています。

絶対零度~情報犯罪緊急捜査~ - フジテレビ
絶対零度~情報犯罪緊急捜査~ - オフィシャルサイト。毎週月曜よる9時放送。

第3話は「カリスマ悪徳教祖が仕掛ける罠」。
ここに悪質M&Aを持ち掛ける税理士が登場します。

会社を食い物にするM&Aは、実際にもよくあるようです。

はじめての監修

テレビドラマの監修は、今回が初めてです。
「監修」は、テレビ局が番組を制作するにあたってのアドバイザーの役割と理解しています。
実際、ドラマには文字としての脚本があり、制作者の中には映像としての明確なイメージもあるはずです。
ただし、それを具体的な撮影シーンに落とし込む段階では、細部を一つひとつ詰めていくことになります。

たとえば病院の外科手術の場面であれば、室内の配置、医療器具の扱い方、医師や看護師の所作など、専門的な知識が求められます。
小説であれば読者が想像する部分も、映像作品では実際に見せる必要があるため、専門家の助言が必要なのだと思います。

「監修」という仕事は、そうしたリアリティを支える役割でもありますが、実際の関わり方はケースバイケースと聞いています。
内容の確認や用語のチェックで済む場合もあれば、監修側がある程度手を動かすこともあるようです。

「監修」の感想

初めてのテレビドラマ監修。
とても楽しく、そして多くを学ぶ機会となりました。

撮影現場では、一つのシーンを作り上げるために実に多くの方が関わっています。
照明、マイク、美術、小道具、衣装、撮影、演出──それぞれの専門スタッフが、わずか数分の映像のために全力を注いでいます。
その緻密さと一体感、そして熱量は現場でないとわかりません。

撮影のスケジュールは想像以上にタイトで、朝から夜まで限られた時間の中で次々とシーンが撮影されていきます。
俳優の方々も常に集中力を切らさず、瞬時に感情を切り替える姿が印象的でした。
朝の場面を夕方に撮影することもあります。
疲れた表情が出てしまえば、視聴者は敏感に感じとるはずです。
タフでないと務まりません。

また、映像の中でほんのわずかしか映らない場面でも、小道具やセットが驚くほど丁寧に作り込まれています。
担当する方々すべてが職人であり、ドラマは総合芸術と感じます。

本日のまとめ

今回「監修」という貴重な体験をすることができました。
学びも多く、機会をいただけたことにとても感謝しています。

また、今回税理士役を演じた松岡広大さん。
眼チカラの強さ、演技に対する真摯な姿が印象的。
一瞬でファンになりました。

ぜひ、ご覧ください。