パソコン作業で業務を効率化させる方法の一つに「ショートカットキー」があります。
- 「Ctrl」+「C」でコピー
- 「Ctrl」+「V」で貼り付け
といった、既存のショートカットキーが代表的です。
ただ、ときには自作したいこともあります。
あるいは、キーボード操作でプログラムやwebサイトを開きたいこともあります。
パソコン作業の効率化の一つとして、AutoHotkeyを使っています。
AutoHotkeyの使い道
AutoHotkeyとは、パソコンの操作を自動化するための無料ツールの一つです。
機能としては、
- 文字入力の自動化
- ソフトの起動や操作
- キーの割り当て変更
などができるようです。
これらのうち、文字入力の自動化はCliborが便利です。
保存されたコピー履歴や登録した定型文を簡単に呼び出すことができます。
私の場合、メールの署名、税理士登録番号(すぐに忘れる)などを定型文に登録してあります。
Cliborを使わない日はありませんし、パソコン間で同期がとれるようにしています。
また、キーの割り当てについては、特に不便を感じていません。
特別な業務であったり、パソコンが1台だけであれば有効かもしれませんが、そこまでの必要性はありません。
結局、私が使っているのはソフトの起動程度です。
それでも十分に便利です。
AutoHotkeyの書き方
AutoHotkeyについては、こちらが公式サイトになります。
https://www.autohotkey.com/
また、日本語Wikiもあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/AutoHotkey
ただ、これだけだと、どのように始めていいのか見当がつきません。
私が使っているような特定のwebサイトを開く程度であれば、書き方はそれほど難しくはありません。
例えば、業務中にgmailを開く場面は、たびたびあります。
gmailを開くキー操作を「Alt」+「m」に割り当てる場合、AutoHotkeyでは次のように書きます。
!m::
{
Run "https://mail.google.com/mail"
}
同様に、「Alt」+「c」でグーグルカレンダーを開くのであれば、↓のとおりです。
!c::
{
Run "https://calendar.google.com/calendar"
}
上の2文は、メモ帳を使い一つのテキストファイルの中に書いています。
書式の解説
上の2つのサンプルから、おおよその書き方はお分かりになるかと思います。
最初の「!」は「Alt」キーを示しています。
キーボードで「Alt」キーを使う場面は少ないので、AutoHotkeyに使用しています。
「Ctrl」キーと組み合わせるならば、「^」で始めることになります。

「!」の次の「c」はキーボードの「c」です。
これで「Ctrl」を押しながら「c」を押すことを意味します。
その次に「::」を書き、{}でくくった中に呼び出したいurlを書くだけです。
ショートカットキーを作るには
以上は、webサイトを開く場合ですが、ショートカットキーを作りたいときもあります。
例えば、クリップボードからの貼り付けは、「Ctrl」+「V」ですが、これを「Alt」+「V」に変えるのであれば次のように書きます。
!v::Send("^v")
「!」が「Alt」キーを、「^」が「Ctrl」キーを示すことがわかれば、理解できる文です。
これであれば、好きなようにショートカットキーを自作することもできます。
私は使ったことがありませんが、アプリごとにショートカットキーを切り替えることもできるようです。
ここら辺は、公式HPを参照するか、生成AIに書いてもらえばいいかと思います。
私なら、プログラミングに強いChatGPTにお願いすると思います。
なお、AutoHotkeyの書き方は、旧バージョン(v1)と現在のバージョン(v2)で大きく変わっています。
生成AIを使うなら、あらかじめバージョンを指示した方が良さそうです。
本日のまとめ
AutoHotkeyは日常的に使っているので、ブログにあげることもなく過ごしていました。
実際、gmail、グーグルカレンダーの呼び出しなど、左手一つで即座にできるので便利だと思います。
なお、一部で、AutoHotkeyに脆弱性があると言われていますが、私は、AutoHotkeyそのものではなく、「AutoHotkeyで作られたスクリプトが悪用されやすい」というふうに理解しています。
ここら辺は、それぞれの判断ということになります。