私が「老眼」にならない理由

年齢も50代となると、老眼に困る方が多くいます。
「老眼」は加齢とともに仕方のないことではあります。

直接生命にかかわる病気ではないかもしれませんが、

  • 文字を読むのが億劫になる
  • 本を読むのがつらい
  • 根気がなくなる

といったことを聞きます。

なお、以下の記事は私の体験談です。
老眼にならないことを保障するものではありません。

老眼の発症率

私は医者でもないので、老眼がどのくらいの割合で発生しているかはよくわかりません。

ただ、私の狭い交友範囲で聞いてみると、50代以上の方、あるいはもっと若い方でも老眼になっていることがあります。

  • 紙を遠ざけないと読めない
  • 小さな字が読めない

といったのが老眼の症状のようです。

年配の方向けに説明資料を作成するときは、文字の大きさに気を付けています。
基準は12ポイント。
これより文字が小さいと読み手に負担がかかります。

白内障と私の手術後

私が老眼にならないのは、5年前に白内障手術を行い、眼内レンズを入れているためです。

白内障とは、レンズの機能をもつ水晶体が加齢とともに白く濁り、視力が弱くなってくる病気をいいます。
いったん白くなった水晶体は、投薬などで濁りをとることができないようです。
これを治すために、水晶体の代わりに眼内レンズを入れることになります。

眼内レンズは、コンタクトレンズが目の中に入っているのと同様で、ピントを合わせる必要がありません。
適正視力に合うように眼内レンズの度数を決めていきます。
そのため老眼という現象は出ないと医師からは聞いています。

視力が矯正されるため、私の場合、裸眼で0.1未満だった視力も1.0くらいに改善。
毎日コンタクトレンズを交換したり、分厚い眼鏡を掛けずに済むだけでも朗報です。

眼内レンズの種類

白内障手術で挿入する眼内レンズには、単焦点、多焦点に大きく分かれます。
単焦点レンズとは、レンズの焦点が1箇所。
それに対し、多焦点レンズは、レンズの焦点が近距離、中距離、遠距離等の複数個所に焦点が作られています。

多焦点レンズの方が、近・中・遠と焦点が合うため高機能とされてはいます。
ただ、暗いところで見づらさがある、価格が高い、夜間のぎらつきが発生しやすいなどのデメリットも言われます。

多焦点レンズは高いから良いということでもないようです。
ライフスタイル、レンズの適性などと合わせ、医師との相談になります。

私は、多焦点レンズにしました。

多焦点レンズのその後

私が白内障手術をしてから5年以上が経過しました。
その間、定期検診は欠かさずに通っています。
目の病気は白内障だけではありません。

  • 緑内障
  • 加齢黄斑変性症

などの病気もあります。
手術をしたからというだけでなく、眼の定期検診は大切だと聞いています。

今のところ異常はありません。
視力は、1.0~1.5をキープしています。

日常生活で大きく困ることはありません。
ただ、暗いところでは、手元が見づらいように感じます。
照明が弱い店では、メニューが読みくく思います。
あまり外食しないので滅多にありませんが。
その場合には「老眼鏡」を使うことになります。

本日のまとめ

今回の内容は、私の体験談です。
白内障、眼内レンズの適否などは、医師の診断によることになります。

現在では白内障手術は、ほぼ安全に行えるようです。

白内障手術については、医師の立場で書かれた本が多い中、作家の吉行淳之介は患者の立場から「人工水晶体」を書いています。
手術を受けたのは、昭和59年。
吉行淳之介も、手術で視力が両目とも1.5になったようです。
「人工水晶体」は、Kindleで読むことができます https://amzn.to/4eetSBX