調べ物に「丸善リサーチ」を始めました

税務業務では、判断に迷う場面にしばしば遭遇します。
税法や通達には、基本的な事項について説明はあります。

しかし、すべてのケースを想定しているわけではありません。
調べ物の一つに「丸善リサーチ」を使い始めました。

判断に迷うことの連続

税務業務に限ったことではないかもしれません。
実務では、教科書に書いていない場面に行き当たることがしばしばです。

  • そもそも知識があいまい
  • 知ってはいるが、現実問題への当てはめに迷う

といったことはよくあります。

通達などでガイドラインは示されていても、すべてを網羅しているわけではありません。
また、前提が変わってくると、結論も違ってきます。

まずは、税法や通達に当たり、国税庁のサイトで調べ、それでもわからなければ書籍に当たることになります。

インターネットの情報は参考にはなりますが、明らかに違っている記事もあり、信頼度は高くありません。
誰が、いつ、どのような根拠で書いているのかを探りながら使うことになります。

書籍で調べる

条文や国税庁のHP以外で、手軽に調べるツールの一つが書籍です。
公式見解ではないため、根拠とはなりにくいかもしれません。
しかし、参考にはなります。

ネットと違い、執筆者は一定の知識と経験を有しているはずです。
また、出版社のチェックも入っています。

便利なのは、「丸善リサーチ」。
現時点、数百冊の書籍・雑誌が読み放題となっています。

出典:丸善リサーチwebサイト 2024/04/22

キーワード検索すれば、ほとんどの事項はヒットします。
実務での参考にしています。

書籍購入は減らない

数百冊の専門書が読み放題といっても、基本は「リサーチ」だと思っています。
書籍が不要になるとは限りません。

検索して、前後10ページくらいは読めますが、1冊丸ごとを「丸善リサーチ」で読むのは厳しいと感じています。
ほぼ1冊読みたい本や、後日も利用機会があると思う本は、別途購入しています。

いわば、立ち読み的な使い方です。

それでも、Amazonなどでタイトルや項目、レビューを見ながら本を買うのとはまったく違います。
Amazonで買って、想像と違っていた本は、少なからずあります。

何冊かの本を丸善リサーチで「立ち読み」し、必要な本を買うほうが効率的かもしれません。

本日のまとめ

このところ、書籍の購入代金が毎月数万円程度となっています。
専門書は1冊5,000円くらいするので、月に約10冊。
そのくらいの金額にはなります。

このほか、小説や実用書も購入しているので、トータルの書籍購入金額はもう少し多くなります。
これが世間と比べ、多いのか少ないのかはわかりませんが、部屋の中に本の占める割合は確実に高くなっています。

丸善リサーチを立ち読み的に使い、確実に必要な本を購入するというのも一つの使い方かと思います。