経理業務を面倒に思う方は多いようです。
- 後でまとめてやれば大丈夫
- 簿記が難しそう
ということかもしれません。
経理業務は、まとめてやろうとするとかえって大変です。
時間もかかるし、正確性もなくなってきます。
1日5分の習慣化で経理はずっと楽になります。
まとめて経理をしない方がよい理由
経理業務は、面倒に思っている方が多いようです。
- 机に向かうのが面倒
- 簿記が難しい
- どうしていいのかわからない
- そのうちやれば問題ない
- 忙しい
という話をよく聞きます。
しかし、経理業務をためてしまうと、確定申告時期にまとめて業務をすることになります。
年末、正月は業務多忙になる方も多いはずです。
年が明けると、確定申告期限の3月15日までそれほど日数はありません。
この時期にまとめてやろうとすると、
- 領収書を失くしてしまった
- 何の経費だったか思い出せない
- 交通費の入力を忘れてしまった
ということになりがちです。
領収書の保存がなかったり、交通費の入力を忘れた場合、必要経費として計上されないことになってしまいます。
また「丸投げ」処理をしてくれる会計事務所の場合、記帳代行手数料が別途必要になることもあります。
もちろん、普段の経営状況もわからないままです。
経理業務を遅くしても、メリットはありません。
ではどうしたら
私も税理士、行政書士として個人事業を行っています。
自分の経理処理も行わなくてはなりません。
お勧めは、クラウド会計を使った1日5分の習慣化。
先ほどのあげた理由は、ことごとく解消です。
- 机に向かうのが面倒 → スマホで登録。机に向かう必要なし
- 簿記が難しい → 経費を登録すれば自動で仕訳(確認、修正は必要になります)
- どうしていいのかわからない → メインで使うのは、レシートの写真撮影&自動連携機能
- そのうちやる → いつでもできる
- 忙しい → スキマ時間でOK
1日5分は、業務終了時間まで待つ必要もありません。
手が空いたときでできてしまいます。
具体的に
それぞれの機能をすべて一度に説明すると混乱するので、今回はメインに使うレシート撮影と交通費の登録から。
私の場合、個人でも、お客様向けにもマネーフォワードを使っていますので、こちらを例にします。
まず、スマホに、マネーフォワード クラウド経費をインストールします。
私がメインで使っているのは、「経費から交通費登録」「カメラで領収書を一括登録」です。
経路から交通費登録
「経路から交通費登録」について、改めて説明するほどのことはないかと思います。
乗換案内と同じ要領です。
出発、到着の駅名を入力するだけ。
主なバス路線にも対応しています。
自分で運賃を調べて入力する会計ソフトもあるようですが、マネーフォワードはアプリの中で計算してくれます。
カメラで領収書を一括登録
レシート登録は、「カメラで領収書を一括登録」を使っています。
これもアプリから撮影するだけ。
日付、金額、インボイス番号などは、自動で読み取ってくれます。
他のクラウド会計と比べ、読取精度は高いと感じます。
多少皺がよったレシートもほぼ正確です。
読取内容から「会議費」「消耗品費」などの科目も推測してくれます。
学習機能もあるので、使っているうちに精度は向上してくるはずです。
本日のまとめ
経理は「机に向ってやるもの」、「難しい」というイメージがあり、ついつい後回しにしがちです。
しかし、日常業務については、5分もあれば十分。
こま切れでも大丈夫です。
日々スマホで処理することで、確定申告時期に大量のレシートを入力する必要もなくなります。
経費計上漏れも防げますし、何よりも日々データを更新することで経営状況の把握もできるようになります。
経理の習慣化をお勧めします。