特殊詐欺の電話が多くかかる中、「警察です」という電話も安易に信じることはできません。
電話を受けたときに、ホンモノの警察かどうか。
その見分け方の一つに電話の末尾が「0110」かで判断している方も多いかと思います。
ただ、今日のニュースに「電話番号の末尾「０１１０」に注意、警察装う詐欺相次ぐ…番号表示技術を悪用か」とありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/03620e492d791026bf715d118ae95ef6585c5a1f
インターネット回線を使って、発信元の電話番号偽装していた可能性があるようです。
実際、すべての警察の電話番号で末尾が0110ではありません。
また、末尾が0110であっても警察とは限りません。
0110であっても、折り返し電話をかけ直すのが安全です。
埼玉県の場合
埼玉県では警察署の電話番号はすべて0110で統一されています。
例えば、
浦和警察署 048-825-0110
大宮警察署 048-650-0110
川口警察署 048-253-0110
という具合です。
電話番号を見て「0110」となっていれば、「警察」と直感できます。
他府県の場合
しかし、日本全国すべての警察署の電話番号末尾が0110ではありません。
例えば、警察署の電話番号の末尾は
大阪府警 1234
大分県警 2131
福島県警には 2121が数署
などという例もあります。
警察署の電話番号を電話帳登録をしていない人がほとんどだと思います。
着信履歴をみても警察だとはわかりません。
0110イコール警察とは限らない
0110と見れば、ほとんどの方は「警察」と思うはずです。
おそらく現在の日本で、警察以外に0110番を取得するのは不可能かと思います。
しかし、古い時期に取得した電話番号が0110のこともあるかもしれません。
また、記事にあるように、警察署の電話番号を偽装することも可能なようです。
0110だからといって警察署とは限りません。
本日のまとめ（折り返し電話がお勧め）
電話番号の末尾が0110だと警察からの電話と思ってしまいます。
そこに「あなたの口座が詐欺に使われている」などと言われたら気が動転してしまいます。
警察の電話番号のすべてが0110ではありません。
また、電話番号が0110であっても警察でないこともあります。
急な電話で冷静になれない場面ではあります。
しかし落ち着いて、本物の電話番号を確認した上で折り返し電話をするのが確実です。
実際、警察から電話をしたときに「折り返し電話します」と言われたことはかなりありました。
相手を疑っているようで悪いなどと思う必要はまったくありません。
もちろんこちらから緊急で電話をするときには、110番です。
