地図で土地の歴史をたどるには

近年災害が多発していることもあり、土地の歴史を知りたいということがあります。
また、地名の由来から歴史的背景をたどることもできるようです。

今回は、国土地理院地図で土地の歴史を調べてみます。

現在の地図と航空写真を比較してみる

現在住んでいる場所の成り立ち、歴史などについて調べたいことがあります。
太古の歴史まではさかのぼれませんが、国土地理院地図では過去の地図と航空写真を公開しています。

まず、地理院地図を開きます。
https://maps.gsi.go.jp/

地名を入力するか、地図をズームして場所を表示させます。

右上の「ツール」から「並べて比較」を選択します。

出典:国土地理院webサイト

右サイドの「地図」をクリック。

出典:国土地理院webサイト

ここから、「年度別写真」へと進みます。

出典:国土地理院webサイト

現在の地図と年代別の航空写真を対比させることができます。
おおむね、戦後のものが多いようです。

下の写真では旧築地市場がわかります。
浜離宮庭園は白く塗られています。ここには写っていませんが、皇居も同様です。
当時の時代背景によるものだと思われます。

地図を移動すると航空写真も連動して動くので場所の比較を簡単に行えます。

出典:国土地理院webサイト

単体でも見られる

このように現在の地図と航空写真を対比させるのはわかりやすいのですが、拡大にも限度があります。
もう少し詳細な航空写真をみたいこともあります。

また、古い地図の確認もしたいところです。
住居表示の変更などで消滅した古い地名は、現在の地図ではわかりません。

航空写真や古い地図は、国土地理院の「地図・空中写真・地理調査」にあります。
https://www.gsi.go.jp/tizu-kutyu.html

出典:国土地理院webサイト

画面を表示させると左側に「オンライン閲覧所で閲覧(最高画質画像表示)」があります。
細かい画像を表示させることができます。

出典:国土地理院webサイト

本日のまとめ

昔の地図を調べる理由としては、さまざまです。
知らない土地であっても、利用の移り変わりを見ることは興味のあることろです。

地理院地図を見ていてこのような機能もあることを知り、ちょっと紹介してみました。