エクセルでセルデータを下の複数行にコピーするには

エクセルでセルのデータを下の行に大量コピーする場面があります。。
オートフィルで埋めるのも便利ですが、「Ctrl」+「D」の方が使いやすく確実と感じています。

オートフィルとは

オートフィルとはエクエルの便利機能。
データの規則性に基づいて、値を推測して埋めてくれます。

A列は、1、2と連続した数字。
B列は、曜日です。
C列は、月。

最初の1行を選択し、右下に表示される十字マークを下にドラッグすると上図のような連続データとなります。

オートフィルでデータをコピー

しかし、ときにはデータを連続させたくないこともあります。
例えば、C列すべてを「2024年1月」で埋めたい場合です。

オートフィルを使う場合2つの方法があります。

上下のデータを同一としてからオートフィル

オートフィルは、データの規則性から空白セルを埋める機能です。
それであれば、上下のデータを同一にすれば同じ値という規則性が生まれます。

C列の1行目、2行目を「2024年1月」としてオートフィルをかければ、下まで「2024年1月」が埋まります。

オートフィルを実行するには、

  • 範囲を選択してドラッグする方法
  • 右下に出てくる十字をダブルクリックする方法

があります。

ダブルクリックの注意点

ダブルクリックしてオートフィルをする場合、途中に入力済みセルがあったときには、オートフィルされる範囲は入力済みセルの前までとなります。

大きなデータを操作する場合、途中にデータがあることを見落とすことがあります。
ここは注意点です。

オートフィルオプションを使う

オートフィルを使いデータを下にコピーするもう一つの方法は、オートフィルオプションを使うものです。
オートフィルをした際に、右下にオプションボタンが表示されます。

一度オートフィルをした後に、オートフィルオプションから「セルのコピー」を選択します。
これでも一番上のセルにあるデータをコピーすることは可能です。

ショートカットでデータをコピー

オーソドックスな コピー→ペースト

ショートカットキーを使いデータを複写することもできます。
良く知られているのは、

  • 「Ctrl」+「C」でコピー
  • 「Ctrl」+「V」で貼り付け

というものです。

この方法も確かに便利です。

ただし、「コピー」と「貼り付け」で2回動作が必要となります。

「Ctrl」+「D」がもっと便利

もう一つの方法は、「Ctrl」+「D」によるもの。
エクセルで頻繁に用いられる「1つ上のセルをコピーする」といったときに便利です。

参照→ エクセルの入力に使える小技4選

「Ctrl」+「D」は、1つ上のセルをコピーする以外にも、範囲を指定して一番上のセルをコピーすることにも使えます。

コピー対象のセルを一番上に置き、貼り付けたいセル範囲を選択します。
この状態で「Ctrl」キーを押しながら「D」キーを押します。

この方法でもC列を「2024年1月」で埋めることができます。

本日のまとめ

エクセルで同一データを下に埋めるケースは多くあります。

今回紹介したオートフィルでも、ショートカットでもどちらでも構いません。
ほかにも方法はあります。
使い易い方法を選べば良いかと思います。

私が一番便利で確実だと思っているのが、「Ctrl」+「D」。

オートフィルで使いづらいと思っているのが、

  • 初期状態ではコピーではなく連続データになる
  • ダブルクリックでオートフィルを実行した場合、下に入力済みセルがあるとそこで止まってしまう
  • マウス操作が必要となる

という点です。

その点「Ctrl」+「D」だと、

  • ショートカットキーで方法が簡単
  • 複写させたい範囲が明確に選べる

というのが気に入っています。