「警察」からの不審電話への対処法

2025年３月19日付け日本経済新聞に

との記事が掲載されていました。

「実在する警察署などの本物の電話番号を表示させ、捜査に関連して金銭を支払わせようとする不審な電話が相次いでいる。」とのことです。

落ち着いて考えればありえない話

警察が捜査に関連して金銭を支払わせることなどありません。
落ち着いて考えれば、ほとんどの人がおかしいと気がつくはずです。
しかし、実在する警察署の電話番号が表示されれば、冷静な対応ができなくなることがあります。

犯人グループが次々に電話をし、考える時間を与えないとも聞きます。

いくつかの報道をまとめると、特殊な機器やアプリを使い、警察署の正規の電話番号を発信者番号として表示させ

などと言い、キャッシュカードを受け取ったり、送金を指示するという内容です。
個人情報を引き出す手口もあるようです。

詐欺の手口は次々に変化していて、手口を覚えて対応するというのは難しいと思います。

と思うと、それ以外は詐欺ではないと考えるかもしれません。

もちろん不審を感じたら相手にしないのが一番ですが、それでも不安は少し残ります。
その場合には、

のが一番です。

実際、警察勤務当時も一般の方に電話をかけた際に「念のため、折り返し電話をさせてください」と言われることは何度もありました。
仮に緊急の用件だとしても、折り返しの電話を待てないほどのことはありません。
また、失礼と思う必要もありません。
警察では折り返しの電話に多数対応していて、慣れています。

また、「警察官」が訪問した際には警察手帳を確認することは当然ですが、偽の警察手帳ということも考えられます。
「自宅に警察官が来ているけれど、本物の警察官ですか」とお問い合わせをいただくこともしばしばでした。
念を入れて確認される方も多くいます。

実在する警察の電話番号が表示されれば、慌ててしまうことがあります。

「警察」からの電話に限らず、お金や個人情報に関する電話はいったん切って、

ことをお勧めします。