高根島灯台を目指して


今日は春の大型連休後半のスタート。
お休みにちなんで、4月下旬にでかけたしまなみ海道サイクリングから紹介です。

おすすめの高根島

高根島。
「こうねしま」と読みます。
「 読みます」とえらそうに書きましたが、私も知りませんでした。
「たかねじま」だと思っていました。


しまなみ海道の島の読み方は、私には難しすぎます。

向島(むかいしま)
因島(いんのしま)
生口島(いくちじま)
大三島(おおみしま)
伯方島(はかたじま)

しまなみ海道のうち、大島だけは読めました。

ところで今回の高根島。
正確にはしまなみ海道からは少し外れているようです。

ひろしま公式観光サイトから

高根島へのアクセス

しまなみ海道からちょっと外れているといっても、アクセスはとっても便利。

しまなみ海道の観光スポットの一つが、生口島の瀬戸田地区。
瀬戸田には、耕三寺と未来心の丘、平山郁夫美術館、向上寺三重塔が集まっています。
さらに、レモンケーキのお店、しおまち商店街も。
もちろん宿泊施設も多数あります。

この見どころ満載の観光スポットから、橋を渡ってすぐ。
そこが高根島です。
高根島に渡るには、この橋をとおります。

レモン色の高根大橋

高根島の周り方

高根島の周り方といっても、橋をおりて右折し、そこから時計回りにぐるっと回るだけです。
途中の細い道に入らなければ、まず迷いようがありません。
海を左手に見ながら走ればOK。
観光案内をみると一周13キロ。自転車で1時間30分となっています。

当日はあいにくの雨のせいか、すれ違う自転車はゼロ。
道路は独占状態。
ときおり、釣りの車、農家の方と思われる自動車がとおる程度です。

道路もほぼ平坦。
気持ちいい感じでペダルがこげます。
ただ、島を半週し終わったあたりから、道路が細くなり徐々に上り坂となります。
とはいっても、標高50メートルちょと。
距離もそれほど長くありません。

高根島の魅力は、大きな観光スポットがないところ。
自然の中でゆっくりと自転車をこぐ。
これだけで十分です。

でも、小さな観光スポットならあります。
それが灯台50選に選ばれた高根島灯台。
残り49は知りませんが、それほど有名な灯台ならば寄らないわけにはいきません。
灯台まで1㎞とあるので、すぐに行かれるはずです。

灯台への道

高根島灯台をもともと目指していたわけではありません。
この看板を見て、思い立っただけ。
「この先、道路が狭くなっております。車幅の広い車は走行が困難です」とあります。

つまりここに行くには、車では無理。
歩行者、自転車、バイクの人だけがアクセスできる灯台です。

この道をしばらく行くと、確かに道が狭くなります。
「車幅の広い車」とありましたが、軽自動車でも走行は無理。
対向車が来たら避ける場所がありません。

道を進むと、間もなく左手、川の向こうに工場が見えてきます。
その先は舗装もなくなり土の道。
本当にこのままでいいのかと思っても、ほかに道はありません。
しばらく進むと灯台案内がでてきます(冒頭の写真です)。
ここから先は自転車でも進めません。

細い道を登ると「welcome」の看板が登場。
歓迎してもらって嬉しいです。

すぐ先に、灯台が登場。
灯台前の広場には、大きな建物跡があります。
説明図をみると、信号塔に信号舎。灯台守の住宅である待息所もあったとのこと。
ここに灯台守の方々が暮らしていたようです。

本日のまとめ

ということで、高根島と高根島灯台の話でした。
高根島灯台は明治27年に業務を開始した歴史のある灯台。
桜、灯台、海、灯台から見える島々。
とってもよい場所です。

ただ、本文に書いたとおり、高根島灯台への道は狭く、途中で自転車でも登れなくなります。
また、猪も生息しているとのこと。
十分気をつけてお出かけください。