青色申告会記帳指導会に従事しました

10月下旬の先日、青色申告会の「記帳指導会」に従事しました。
年末を前に、個人事業をされている方の帳簿の記載状況を確認するものです。

青色申告会とは

青色申告会とは、個人事業主を中心として組織される納税者団体と紹介されています。
https://www.zenaoirobr.jp/bra_about/index.html

対象となるのは、個人事業主の方。
正しい申告・納税を目的とした団体で、日本全国に窓口があります。
記帳・決算・申告の相談、経営の相談、親睦・異業種交流、融・サービスの紹介など幅広い活動をしているようです。

その中でもメインは、記帳、決算、申告の相談。
税理士も青色申告会と連携し、記帳指導を担当することがあります。

今回は、青色申告会の会員の方々が日々つけている帳簿を、税理士の立場からチェックするというものでした。

「記帳点検」の内容

青色申告会の会員の方が普段つけている帳簿類を持参し、ご質問を受けたり、内容を確認していきます。

記帳状況の確認、領収書・請求書等の保存状況などのチェックが中心です。
また、今年の特異事項、昨年と変わった点なども確認しています。
もちろん質問があれば、その対応も行っています。

持参される帳簿は、取引件数が少ない方の場合、手書きという方もいます。
もちろん、エクセルの方も。

総じて丁寧に帳簿を作成されています。
整然とつけられた帳簿は、見ていて気持ちのいいものです。

今回は10月下旬の点検だったため、あと2カ月の記帳が必要となります。
その後、年明けに確定申告へと進みます。
申告についても、青色申告会と税理士が連携しサポートをすることになっています。

本日のまとめ

青色申告会の記帳指導は、今回で2年目となります。
昨年私が担当した方が、今年もいらっしゃり、近況も交えて対応させていただきました。
それにしても、皆さんお忙しい中、きちんと帳簿を付けられていて感心します。

私も新たに個人事業を始める方から帳簿の付け方、申告について相談を受けることがあります。
事業規模がそれほど大きくなく、税理士に依頼するほどではない場合、青色申告会を案内することもあります。
会費は青色申告会によって異なりますが、税理士報酬ほど高くはないはずです。
記帳や確定申告を自分でするのは自信がないけど、税理士に頼むほどではない。そういう場合の選択肢としてありだと考えています。