50代後半になると、周囲から「体力が落ちた」「疲れた」などの声を聞くようになります。
歩くのが面倒になったり、動くのが億劫になるようです。
私としては、それほど体力が落ちたと感じる場面はないのですが、知らず知らずのうちに体力が低下しているのかもしれません。
先日パソコンを整理していたところ、小さな峠のサイクリング記録を見つけました。
52歳と60歳直前のGPSログの比較です。
測定場所
今回記録を比較してみた場所は、栃木県にある琴平峠。
峠に琴平神社があります。
現在は佐野市となった葛生町から栃木市を結ぶ県道210号線。
路面状態もよく交通量の少ない静かな通りで、のんびりとサイクリングを楽しむのにちょうどいい感じです。
標高は、峠の入り口が105メートル、頂上が318メートル。
距離は約4キロ。
高低差を距離で割ると、5.3%程度の斜度になります。
自転車で上るには、「緩い坂」という感じです。
記録を見ると、この峠には過去何度か来ています。
いずれも、行きは草加市の自宅から自転車で目的地まで。
帰りは自転車を折り畳んで電車に乗せて帰宅です。
この峠に最初に来たのは2016年5月21日。
そして今回は、2023年10月8日。
6年半の歳月が流れています。
この峠を上る時間を調べてみることにしました。
測定方法
走行記録は、gpsのログで確認ができます。
私が使っているのは、Garmin Etrex。
記録されたデータを地図ソフトの「カシミール」で見ることができます。

2016年を青、2023年を赤としてみました。
同じルートを辿っているので、ほぼ線は重なっています。
トラックをクリックするとトラック上のポイントが示されます。

gpsロガーが記録した各地点です。
各地点の詳細は、「トラックエディター」で確認できます。
緯度、経度、標高、時刻などが表示されます。
今回は、峠の入り口から、頂上まで。
こちらを測定しました。

測定結果
結果を見たところ、峠の入り口から頂上まで、
2016年(52歳) 34分10秒
2023年(59歳) 34分48秒
38秒遅くなっていることがわかります。
これが体力の低下というものかもしれません。
もちろん、ここまでのルートも違えば、峠をのぼりながら写真を撮った枚数も違います。
大体の傾向という程度ですが、遅くはなっているようです。
本日のまとめ
日常生活で体力低下を感じるほどではありません。
ただ、数字から見ると体力は落ちているようです。
20代と60代で比較すれば、その低下は顕著に出たはずです。
日々軽い運動を取り入れながら、体力低下を防止したいと思います。