調査資料の深掘りに ~ 国立国会図書館の「遠隔複写サービス」

2025年8月から税務データベースのTAINSに加入しています。
裁判例、裁決事例が豊富で、事例を調べるのに大いに活躍しています。
一部の裁判例、裁決事例については、さらに関連する雑誌目次が記されています。

専門書やレポートにも参考文献が記されています。

これら文献は、近年発行されたものであれば書店で購入することもできますが、過去の資料を入手するのは簡単ではありません。
入手困難な書籍や雑誌を確認するときには、国立国会図書館の「遠隔複写サービス」を使っています。

遠隔複写サービス

国立国会図書館の「遠隔複写サービス」とは、書籍や雑誌のコピーを取得できるオンラインサービスです。
事前に利用者登録をしておけば、紙でコピーを受け取ることも、PDFでダウンロードすることもできます。
自宅にいながら資料が入手できる優れものと思っています。

コピー代、発送事務手数料はかかりますが、資料を探し歩いたり、資料がなくてモヤモヤすることもなく、必要に応じて使っています。

遠隔複写サービス|国立国会図書館―National Diet Library
国立国会図書館の複写サービスのメニューや料金をご案内します。複写したい資料と複写箇所が正確に特定できている場合には、来館しないで複写を申し込むことができます。

申し込みまで

使い方は国会図書館のHPから「国会図書館サーチ」で資料を検索するところから始めます。

今回は「国税庁レポート」を読みたいと思います。
検索結果が表示されます。

引用:国会図書館HP

希望する号数の「2024」をクリックし、下にスクロールするとログインボタンがあります。
事前に利用者登録が必要です。

引用:国会図書館HP

ログインし、申し込みへと進みます。

引用:国会図書館HP

複写箇所を指定した後は、ガイダンスに従って手続き完了です。

引用:国会図書館HP

概算料金のシミュレーションもできます。
PDFの場合、著作権者に支払う補償金が加算されるため割高になるようです。

本日のまとめ

現在、3件の遠隔複写サービスを依頼中です。
いずれも8月1日(金)に申し込んだところ、5日(火)に作業完了のメールが返ってきました。
郵便事情にもよりますが、おおよそ1週間程度で手元に届く感じだろうと思います。