はじめての租税教室

先日、はじめて、小学生を対象とした租税教室を担当しました。
「担当」といっても、補助講師です。

経験豊富な税理士が行う実際の講義を聴講しながら、授業のサポートを行いました。
今後は、私も教壇に立つ予定です。

租税教室とは

租税教室とは、主に小・中・高生を対象とした税に関する授業や、講座をいいます。
私が通学していたころには、なかった授業です。

国税庁のHPを見ると「租税教育」という項目があります。
租税教室は、その中の一つに位置付けられています。

このほか、租税教育には、

  • 税に関する作文
  • 租税教育推進校等表彰
  • 税金クイズ
  • 税の学習コーナー

などが列挙されています。

教育機関と税務当局、税理士会等の関係機関が協力し、租税教育の充実を図ることを目的に設立された「租税教育推進協議会」があるようです。

税理士会も租税教室の一部を担当しています。

授業風景

私が補助講師として参加したのは、地元小学校2校の6年生に対する授業です。

1校は、クラスごとの授業。
もう1校は、体育館でのクラス全体での授業です。

小学校の1年から6年までは、成長に大きな幅があると感じます。
1年生はまだ入学したばかりでどことなく落ち着きがなく感じる一方、6年生はしっかりした印象です。

6年生では、国民の三大義務や、税金についてもすでに授業で学んでいるようです。

租税教室の開催方式には、

  • 講義方式
  • クイズ方式
  • グループワーク方式

などあるようですが、今回はクイズを交えた講義方式。
途中で、税金に関するアニメも上映します。
今回は、「マリンとヤマト 不思議な日曜日」。
国税庁がYouTubeにもアップしています。

租税教室講師歴の長い税理士が、わかりやすく税金について説明をしていました。

児童も税金の仕組みや重要性を理解してくれたのではないかと思います。

本日のまとめ

「質問コーナー」では、「税理士になるにはどうすればよいのですか?」という質問が飛び出しました。
事前にクラスで質問を考えてきたとのことですが、小学生が「税理士」という仕事を知っていることに驚かされました。

租税教室は、普段の業務にはない新たな発見もあります。

来るべき授業に備えたいと思います。