体感的。確定申告の「よくある質問」

この確定申告時期には、税務署のコールセンターをはじめとする相談対応業務を行ってきました。
税理士登録後初年度とあって、まだまだ件数としては少ないのだと思います。

限られた件数ですが、その中で受けた「よくある質問」です。

「よくある質問」

最近は、企業、官公庁のHPに「よくある質問」が掲載されていることが多いように思います。
中には、実際によくある質問というより、想定問答集に近いものもあります。

私が確定申告時期に受けたよくある質問です。

「確定申告書を提出する必要がありますか」

昨年収入があったけれど、確定申告をする必要があるのか。
ここは気になるところです。

この質問は多く寄せられます。

基本的に、

  • 給与収入が1か所で年収2,000万円以下
  • 公的年金等の収入が400万円以下

で、他の所得金額の合計額が20万円以下の場合は申告が不要となります。

正確には、国税庁の「確定申告が必要な方」にまとまっているので、こちらを参照します。

確定申告が必要な方|国税庁

なお、申告不要であっても、多額の医療費を支払っている場合などでは申告によって税金が戻ってくることもあります。
そのような方には内容を確認のうえ、一度国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で税金が戻ってくるのか試算することをお勧めしています。

「不動産を売りました」

不動産の譲渡所得に関するご質問は、件数的にもっとも多かったかもしれません。
土地や建物を売却するというのは、一生に何度も経験することがありません。

毎年行う事業所得、不動産所得の申告とは勝手が違います。

計算に必要な書類として、

  • 売ったときの売買契約書と各種領収書
  • 買ったときの売買契約書と各種領収書
  • 登記事項証明書(登記簿)

を準備いただき、これをもとに

  • 申告書
    第一表、第二表、第三表、譲渡所得の内訳書

を作成することになります。

不動産譲渡の場合、マイホームを売却したときの3,000万円特別控除、軽減税率の適用など各種特例があり、これを受けられるかで税額が大きく変わってきます。
売った物件、買った物件の詳細を確認しながら対応しています。

なお、確定申告書には、譲渡所得以外の、給与所得、年金所得なども記入しなくてはなりません。
源泉徴収票なども揃えてもらい、最終的な申告書を完成させることになります。

「税金はどうやって払えばいいですか」

申告書の作成までお伝えした後は、税金の納付についてもお知らせしています。
申告書を提出したけれど、納付まで気が回らないこともあります。
納付書が自動的に送られてくるわけではありません。

納付方法の詳細は、国税庁のHPにまとまっています。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/10.htm

サラリーマンや年金生活者が振替納税などを利用していることはまずないので、多くの場合

  • クレジットカード払い(手数料がかかります)
  • Pay払い
  • コンビニ納付
  • 金融機関等での現金払い

などを案内することになります。

最近はPay払いにする方が多いと聞いています。
少しお得になることがあるようです。

本日のまとめ

確定申告時期には、さまざまな質問を受けることになります。
その中でも質問の多かった3点を紹介しました。

また、今年については定額減税のご質問も少なからずありました。
確かに分かりにくいと感じます。

なお、国税庁でも
「確定申告期に多いお問合せ事項Q&A」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/01.htm

を掲載しています。
こちらもご参考に。