先日のブログでは、確定申告業務終了の話を書きました。
今年については、繁忙期がなくて良かったと思っています。
ただ、繁忙のすべてが悪いとは思っていません。
「忙」はネガティブ
繁忙期というのは、あまりいい意味に捉えられないかと思います。
「忙」というのは心を失うと書きます。
学校で習いました。
考えられる熟語も「多忙」「忙殺」など。
忙しいとそれだけで心に余裕がなくなります。
また、業務に時間がとられ、他のことができなくなります。
習慣の維持も困難になります。
これまで続いていた行動も、一度中断すると再開には大きなエネルギーが必要です。
忙しさのあまり、習慣が途切れるというのは長い目で見て大きな損失です。
「繁」はポジティブ
改めて繁忙という言葉をみると、繁という文字もあります。
心を亡くすばかりではありません。
熟語では、「繁盛」「繁栄」など。
繁には、隆盛という意味があります。
税理士も一つの事業。
繁栄を目指すことは、事業継続に欠かせません。
さらに高みを目指すことで、自分自身、またお客さまの利益にもつながります。
考えてみると、繁忙というのは、お客さまからのご依頼が多いということ。
全然悪いことではありません。
むしろ、
- お客さまにサービスを提供し喜んでいただきたい
- 事務所の繁栄につなげたい
というのは当然のことです。
コントロールできる繁忙は悪くはない
確定申告は、あらかじめ予定が決まっている繁忙。
突発的に発生するものではありません。
コントロールが可能といえます。
警察での突然の繁忙とは性格が違います。
「繁」はなく「忙」だけですが。
事件発生・着手となると、突然「忙」がやってきます。
計画していた予定を変更せざるをえないことがしばしば。
それに比べるとあらかじめわかっている繁忙というのも悪くはないように感じます。
本日のまとめ
繁と忙のバランス。
また、体力、家族の状況、金銭面などとのバランスかとも思います。
仕事はある程度負荷がかからないと成長しないということも実感としてあります。
今年は税理士登録後はじめての確定申告時期。
来年以降、徐々に繁忙期を考えたいと思います。