不動産登記簿は、日常生活で使われている住居表示ではなく地番で管理されています。
住居表示というのは、「草加市松原1丁目1番地1号」といった書き方をします。
自宅住所、会社住所は、住居表示で書かれています。
これに対し、地番というのは「草加市松原1丁目1234番地」などと表記されることが一般的です。
住居表示と地番の関係には規則性がないため、住居表示が分かっただけでは地番を知ることができません。
ネット以外の方法
ネット以外の方法で住居表示から地番を知る方法には、いくつかあります。
ブルーマップで調べる
ブルーマップとは、住宅地図の上に地番を重ねた地図をいいます。
地番が青く書かれているので、この名称で呼ばれているようです。
法務局や図書館などで見かけます。
法務局に電話する
不動産登記を管轄している法務局に電話で問い合わせても住居表示から地番を教えてもらます。
遠くの場所だと地元の法務局や図書館にブルーマップはありません。
電話して聞いてしまうというのも、手っ取り早い方法です。
ネットで調べるには
ネットでは、「登記情報提供サービス」のサイトを利用すれば地番を調べることができます。
画面には「有料サービス」の文字がありますが、地番を調べるだけであれば無料です。
まずは、利用者登録をします。
少し調べるだけであれば、クレジットカード番号の入力が不要な「一時利用」で構いません。
利用者登録が済んだらログインし「不動産請求」のタブをクリックします。
右下にある地番検索サービスへと進みます。
今回はPCで利用します。
続いて、次の画面になります。
なぜか東京都庁の地図が登場します。
この画面の左側にある検索窓を利用するか、都道府県名からたどっていくことになります。
草加市の地図を出してみました。
場所は松原1丁目です。
「ハーモネスタワー」の地番は青文字の1250-21と分かります。
また、ロータリー内側には1170-8という地番が付されています。
本日のまとめ
今回紹介した以外にも、いくつかの会社でブルーマップをネットで閲覧できたり、配信・ダウンロードできるサービスを提供しているようです。
利用用途に合わせて選ぶと便利です。