普段の業務では、請求書発行に「マネーフォワードクラウド請求書」を使っています。
お客さまによっては、カード決済をご希望の場合もあります。
そこで、事務所でもクレジット決済を導入してみました。
支払い手段の多様化
税理士業務では、お客さまに対して支払いには現金以外の決済をお勧めしています。
支払をオンライン、銀行口座を通して行えば支払の履歴が残るうえ、マネーフォワード会計でデータ連携を利用すれば自動で仕訳をすることも可能です。
その一つにクレジットカード決済があります。
これまで口座振込には対応していましたが、新たに、税理士、行政書士業務でもクレジット決済を導入することにしました。
カード決済の方法には、いくつかあります。
Squareのアカウントは既にもっています。
これはこれで便利です。
リンク決済であれば、メールに添付することも可能です。
ただ、お客様ごとに請求額が異なる場合、その金額に合わせたリンクを都度作成する必要があります。
単一・同額商品の販売には適しているかもしれませんが、金額がまちまちな場合には間違いの原因になるかもしれません。
マネーフォワード請求書を使うなら
私は自分の会計ソフトでもマネーフォワードを利用しています。
マネーフォワードで請求業務をするのであれば、同じシステムで業務が完結する方が便利です。
請求書作成も簡単なうえ、作成と同時に自動で売上の計上をすることもできます。
請求書と合わせてカード決済を案内すれば、お客さまにも便利です。
使えるカードと手数料
マネーフォワードクラウド請求書でお客さまが利用できるクレジットカードの種類は、2024年9月現在、Visa、Mastercard、JCBと記載があります。
また決済手数料はカード決済の場合1.8%(税抜)、また、口座入金には振込手数料200円(税抜)が発生します。
20,000円の決済であれば、20,000円×1.8%×1.1+200円×1.1=616円がトータル手数料と計算できます。
クレジット導入のコストとしては、妥当な範囲かもしれません。
申込みと審査の実際
このサービスは、「クラウド請求書のカード決済機能」と呼ぶようです。
詳細は、こちらに記載があります。
早速申し込んでみました。
申込みと同時に受付のメールが来ます。
通常2営業日以内に審査が完了とあります。
急ぐ話でもないので、数日後に確認をしたところ、まだメールが届いていないようです。
審査で落ちてしまったのかと思ってメールを再確認したら、申し込みと同時刻にメールが届いていました。
1分もかからずに審査が終了したことになります。
メールを連続して受信していたのは気付いていましたが、審査完了のメールとは思いませんでした。
もちろん、すべての審査が即時に完了するわけではないと思います。
たまたま早かっただけかもしれません。
これで利用できるようになりました。
実装結果
早速、クレジット決済希望のお客さまに請求書を送付してみました。
請求書を作成し、メールを選択します。
次の画面に移ったら、末尾の「カード決済を利用する」にチェックマークを入れるだけです。
これで完了です。
本日のまとめ
報酬の支払い方法には、銀行振込、口座振替が一般的です。
そこにクレジットカード決済を加えただけです。
お客さまも選択肢が増えることは悪くありません。
また、こちら側もそれほど手数がかかる話でもありません。
マネーフォワード請求書のカード決済機能を使い始めました。
これで支障がなければ、今後もこの方法で続けていく予定にしています。